 |
 |
 |
 |
 |
バンク・オブ・アメリカのデータウェアハウスは「The W」と呼ばれています。The Wは、非常に大規模なTeradata V2R5システムで、月におよそ20億件の生データをソースシステムからローディングしています。今年1月には700万のユーザークエリーを処理しています。
ワールドクラスのデータウェアハウスとは、包括的な計画に基づいた一貫した設計によりエンタープライズ全体を網羅するものです。つまり、ワールドクラスのデータウェアハウスとは「これ以外のところには住みたくない」と思わせるハウスなのです。
私たちはThe Wの構築に際し、統合モデルづくりから始めました。既存のデータウェアハウスは、非常に複雑なデータが使いづらい状態で散在していました。必要なのは、統合された一貫性のあるエンタープライズ全体をカバーするようなモデルでした。
私たちは2003年に「ELDMプロジェクト」を発足させました。30以上のビジネス部門を代表するビジネスパートナーにインタビューを行い、ビジネス領域に関する情報を収集しました。インタビューは2003年5月から8月まで続きました。この情報がELDMの基盤となりました。ELDMは、データマートやスタースキーマがまとまったものではなく、正規化されたリレーショナルモデルであり、ビジネス要求に基づいてつくられ、安定し、拡張可能なデータコンセプトに基づくものであるからです。データモデルは2003年7月から着手し、9月半ばにはその9割が完成しました。
プロダクションシステムを作る前に実際のプロジェクトの要件をELDMに試験的に適用し、モデリングのパターンを作成し、何がベストプラクティスかを定義づけ、標準を見つけ出していきました。これが開発の最初のスケッチとなりました。この後も、実際のプロジェクトを組み入れていくことでELDMを拡張、改善していったのです。実際のビジネスに要件をもとにモデルを作っていくことにより、本当に必要なものは何であるかにフォーカスすることができます。こうしてThe WのELDMは錬成されていったのです。 |
 |
  |
|
 |
 |
|
|
 |
|